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プレアセスメント冊子
特に8歳以下の幼いヤングケアラーの子ども達のケアや生活の状況について聞く際の補助ツールとして使えるよう、イギリスで作られたプレアセスメント冊子(日本語版)をご紹介しています。すべて無料でお使いいただけます。
ご希望の方は下記のガイドラインをお読みいただき、ページ下部より冊子のダウンロードを申請ください。
みなさまのヤングケアラー支援活動にお役立ていただければ幸いです。
プレアセスメント冊子 ガイドライン
幼いヤングケアラーイラストプロジェクトの一環として、特に幼い子ども達のケアの状況や負担についての情報収集に役立てていただけるよう、プレアセスメント冊子を作成いたしました。この冊子は特にケアを担っている8歳以下の子ども達を対象としています。
この冊子が作成されたイギリスでは、ヤングケアラーのための正式なアセスメントプロセスが制定されていますが、その項目は就学前の幼い子ども達にはまだ理解し回答することが難しいこともあります。この冊子は、そうした幼いヤングケアラー達のアセスメントを補助するツールとなることを目的としています。日本でも、同じように支援者のみなさまが子ども達からケアの状況を聞き取る際に、この冊子が補助ツールになれば幸いです。冊子は子どもたちの想像力をふくらますことで、緊張を解きほぐし、心を開いてケアの状況について話すことができるように工夫しています。また、冊子と連動するような絵本を2024年11月以降、英語版に続き日本語版もあわせて無料公開する予定です。絵本はヤングケアラーの子ども達がうさぎに変身しますが、それでもなお、うさぎ家族のケアをしなければならないという物語になる予定です。また冊子を使ったヒアリングが、尋問のように感じられる活動ではなく、楽しい活動になるよう、切り絵ができるうさぎのステッカーも冊子と同時にダウンロードいただけます。
この冊子には、子供たちが色塗りしたり、言葉や絵を描いて答えたりする活動が含まれています。これは、小学校の先生、医療関係者、ヤングケアラー支援スタッフ、ソーシャルワーカーが、ヤングケアラーの子どもたちと彼らのケアに関する責任について対話をする際のツールとして活用することを目的としています。イギリスにおいては、収集された情報は、現在使用されているアセスメントフォームを用いて、正式なアセスメントプロセスに役立てるために記録されます。また、この冊子はヤングケアラー本人が保管することが推奨されており、これにより話し合いの内容を記録し、その後の正式なアセスメント結果に対するフィードバックをより理解しやすくすることができます。
私たちは、この冊子(およびその冊子をベースにした他のバージョン)の使用方法について、キングストン・アポン・テムズ地区などさまざまな場所でテストし始めています。また、日本においても、この冊子の活用方法を模索すべく、日本語にも翻訳され、名古屋市のnagosibなど、日本のいくつかの団体で使用される予定です。
冊子ダウンロード
冊子および切り絵ステッカーのダウンロードは下記より申請ください。
すぐにダウンロード用リンクをお送りします。
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